理想の身体を作る上で知っておくべきなのが「速筋」と「遅筋」
筋繊維の特色に合わせた最適なアプローチを実現する為にも必要不可欠な知識です。
更なる高みを目指す為にも、筋肉の部位ごとの速筋・遅筋の割合を把握しましょう。
参照サイト:Muscle Fibre Ratios
速筋・遅筋の特色
筋肉は細長い筋繊維の集合体から構成されていますが、その筋繊維にも二つの種類が存在します。
それが、速筋繊維(速筋)と遅筋繊維(遅筋)です。
【速筋】
・エキセントリック(ネガティブ)・高重量の時によく使われる
・瞬発力やパワーを発揮し、筋肥大しやすい
・筋肉痛になりやすく、回復が遅い
【遅筋】
・コンセントリック(ポジティブ)・低重量の時によく使われる
・持久力を発揮し、筋肥大しにくい
・筋肉痛になりにくく、回復が早い
それでは筋肉の部位ごとに具体的な数値を見ていきましょう。
※速筋をオレンジ色、遅筋を青色で表記しています。
胸
【大胸筋(鎖骨頭)】 57.7 / 42.3
【大胸筋(胸骨頭)】 56.9 / 43.1
背中
【広背筋】 49.5 / 50.5
【僧帽筋】 46.2 / 53.7
【棘下筋】 54.7 / 45.3
肩
【三角筋(アウター)】 46.7 / 53.3
【三角筋(インナー)】 39 / 61
首
【胸鎖乳突筋】 64.8 / 35.2
腕
【上腕三頭筋】 62.5 / 32.5
【上腕二頭筋(アウター)】 57.7/ 42.3
【上腕二頭筋(インナー)】 49.5 / 50.5
【腕橈骨筋】 60.2 / 39.8
脚
【大腿直筋】 65.6 / 35.4
【内側広筋(アウター)】 56.3 / 43.7
【内側広筋(インナー)】 38.5 / 61.5
【外側広筋(アウター)】 62.2 / 37.8
【外側広筋(インナー)】 53.1 / 46.9
【内転筋】 42 / 58
【半膜様筋・半腱様筋】 50.4 / 49.6
【大臀筋】 47.6 / 52.4
【腓腹筋(内側頭)】 49 / 51
【腓腹筋(外側頭)】 53.5 / 46.5
最適なトレーニング方法
【速筋繊維優位の筋肉群】
基本的には、ネガティブ動作の時にゆっくり時間をかけ、しっかりと筋肉をストレッチさせることが重要です。
高重量・低レップで行い、ストレッチポジションで大きな負荷がかかる種目がおすすめです。
【遅筋繊維優位の筋肉群】
基本的には、ポジティブ動作の時に素早く筋肉を収縮させることが重要です。
低重量・高レップで行い、収縮ポジションで大きな負荷がかかる種目がおすすめです。
【速筋繊維・遅筋繊維に大差がない筋肉群】
高重量で低レップの日・低重量で高レップの日を作り、日によって変化をつけるのが有効だと思います。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
筋繊維は細胞レベルの話になるので、生まれた瞬間から個人差があります。
色々なアプローチを試して、自分に合ったトレーニング方法を確立してみてください。
[…] 速筋と遅筋の部位ごとの割合を解説 […]
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