日頃からハードなトレーニングをしている方や、久しぶりに運動した方に起こりやすいのが筋肉痛ですよね。
筋肉痛が長引くことによるメリットはありませんので、今回は筋肉痛を早く治す為のサプリメントをご紹介したいと思います。
ただ聞いただけの情報ではなく、私自身が実際に摂取した経験があるものを選んでいます。
サプリメントだけを紹介すると少し胡散臭いので、筋肉痛が治る理論からちゃんと解説していきたいと思います。
筋肉痛を早く治す為に重要なこと
激しい痛みから軽い痛みまで程度は様々ですが、“実は”筋肉痛が起こる詳しい原因というのは未だに解明されていません。
一説によると、トレーニングなどによって筋肉に炎症が起こり、その炎症が回復していく過程で様々な発痛物質が生じることが原因で起こると言われています。
つまり、この発痛物質を早く取り除いてあげることが、筋肉痛を早く治す為の近道ということになります。
その為には、血流を良くして体内から発痛物質が流れ出ていくのを促進する必要があります。
トレーニング → 炎症 → 回復 → 発痛物質 → 筋肉痛
このような流れになっています。
それでは、血流を良くする為の具体的なサプリメントを紹介します。
ビタミンB
ビタミンB群の中でも特に、ビタミンB6とナイアシンが重要です。
共に血管拡張・血行促進効果があり、動脈硬化・心筋梗塞などの予防にも効果的と言われています。
ビタミンB群の中でも、B6とナイアシンは特に日本人に不足しがちな栄養素と言われており、意識的に摂取したいところです。
ビタミンB群自体が三大栄養素(糖質・たんぱく質・脂質)の代謝と直接的な関係がある万能栄養素である為、B6とナイアシンを別で摂取するというよりは、ビタミンB群をまとめてサプリメントで摂取することをおすすめします。
摂取量の目安としては、1日で50mg以上摂取できていれば、充分な効果が期待できると思います。
水溶性ビタミンである為、過剰摂取の心配もなく、朝昼晩好きなタイミングで摂取していいと思います。
ビタミンE
活性酸素から過酸化脂質が生じることで起こる血行不良を改善してくれる効果があります。
抗酸化作用がある栄養素なので、体内での活性酸素の動きを封じ、その結果血行不良の改善が期待できます。
よく肩こりや冷えの改善として、ビタミンEを主成分とした健康サプリメントがあるくらい、ビタミンEは血行促進に効果的です。
摂取量の目安としては、1日100mgを上限に摂取することをおすすめします。
脂溶性ビタミンである為、比較的長く体内に蓄積されますので、過剰摂取には注意してください。
脂質が多めの食事の後に摂取すると、吸収効率が上がります。
アルギニン
よくエナジードリンクやプレワークアウトに含まれている血管拡張・血行促進効果があるアミノ酸です。
トレーニング前に摂取して筋肉をパンプさせるというイメージが強いですが、疲労回復や免疫強化などの効果もある頼もしい成分です。
摂取量の目安としては、1日で3g摂取できていれば充分効果はあるとされています。
グルタミン
これもアミノ酸の一種です。ご存知の方は非常に多いと思いますが、カタボリック(筋肉分解)を防いだり、免疫力を上げる効果があります。
血行促進効果があるわけではないですが、個人的に何度も筋肉痛が緩和された経験があるので、おすすめしたいです。
筋トレ後や寝る前に5〜10g程摂取するといいと思います。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
私自身ビタミンの摂取を習慣化してから、特に筋肉痛の治りが早くなったように感じています。
グルタミンも筋トレ後・就寝前は必ず摂取するようにしており、筋肉痛の治りだけでなく、体調を崩すこともほとんどなくなりました。
是非お役立ていただければと思います。