アンコンジャケットの火付け役として名を馳せる老舗ブランド「ボリオリ(BOGLIOLI)」
今ではイタリアの名門サッカークラブACミランのスタイルパートナーとしても有名なブランドです。
「Kジャケット」や「ドーヴァー」などのモデルは、日本でもかなりの人気を博しています。
かく言う私も、“ちゃんとした”テーラードジャケットを購入したのは、ボリオリのドーヴァーが初めてでした。
そこで今回は、そんな思い出のジャケットをボリオリの魅力と共に紹介したいと思います。
ドーヴァー(DOVER)
約7年前に購入した3Bのシングルネイビージャケットです。
購入場所はセレクトショップ、価格は約12万です。
かなりシンプルなテーラードジャケットです。
ドーヴァー(DOVER)はボリオリが2008年に発表した比較的新しめのモデルです。
ブランドコンセプトである「モダンとクラシック」に当てはめて考えると、ややモダン寄りといったところでしょうか。
ブランドの特徴
アンコン仕様
ブランドを代表する仕様です。裏地・芯地・肩パッドを極力排した軽い着心地が魅力です。
テーラードジャケット特有の堅苦しいイメージは一切なく、かと言ってラフになり過ぎない為、フォーマルな場面でも羽織れるバランスの良さを持ち合わせています。
前肩+太いアームホール
日本人に多いとされる前肩ですが、ボリオリは肩から腕にかけて綺麗な曲線を描いており、マシンメイドでありながら非常に立体感のある作りになっています。
後ろはスッキリしており、前方に向かって立体感が出ているのがわかるかと思います。
太いアームホールも肩まわりの可動域だけでなく、男性の腕を逞しく見せてくれる重要な部分です。
ナポリブランド特有の柔らかくしなやかな肩とは違い、比較的しっかりめの作りになっています。
付属のハンガーもかなりゴツいです。ここまで肩の部分が太くできているものは他では見たことがありません。
サイズ感
ドーヴァーは着丈が短く、シルエットもかなり細めにできています。
後ろから見た方がわかりやすいのですが、ウエストが高い位置でシェイプされているのがわかるかと思います。
購入当時、私は身長174cmで体重62kgとかなり痩せていたのですが、サイズは44を着用していました。
ディテール
良質なジャケットに多く見られる意匠であるヒゲ(襟裏の生地の折り返し部分)はもちろんあります。
ラペルもクラシックを標榜しているブランドにしては比較的細めに作られており、ゴージラインの位置もかなり高いことから、今風なデザインになっています。
ジャケットの裏面もシンプルです。
おすすめポイント
カジュアルにもフォーマルにも着れるので、非常に使い勝手がいいです。
クラシックな雰囲気も出しつつ、決しておじさん臭くならない若者でも羽織れるモダンさも兼ね備えています。
前肩で細身作りの為、日本人の体型にも合わせやすいです。
全体的にシンプルなデザインのものが多いので、あまりこれ見よがしになりません。
初めて高価なジャケットを買うという方にとてもおすすめなブランドです。
2020年からはスーツも展開していますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
取り扱い店は、セレクトショップや百貨店が中心です。
ACミランの選手がスーツを着てる時は是非注目してみてください。