こんにちは!
今回はネクタイの最高峰であるセッテピエゲ(7つ折りのネクタイのこと)をご紹介したいと思います。
ネクタイは社会人であれば、比較的プレゼントされる・プレゼントするアイテムだと思うので、その最高峰を知っていて損はないと思います。
普通のネクタイとは違い、裏地や芯地を排し、2倍の量の生地(1枚生地)を贅沢に使用して生産されます。
それを7つに折り込むことで、柔らかな風合いを残しつつ、決してへたらない重厚なものに仕上がります。
生産には職人の高度な技術が必要であり、基本的には手作業で行われる為、普通のネクタイに比べて非常に手間がかかります。
そして、必然的に値段も高くなります。セッテピエゲといってもピンキリではありますが、大体2万くらいは見たほうがいいと思います。
それでは、代表的なブランドを見ていきましょう。
代表的ブランド
- TIE YOUR TIE(タイ・ユア・タイ)
- Kiton(キートン)
- ISAIA(イザイア)
- BARBA(バルバ)
- LUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)
- E.MARINELLA(マリネッラ)
- Angelo Fusco(アンジェロフスコ)
- MEROLA(メローラ)
- F.Marino(フランチェスコマリーノ)
など、意外と沢山あります。
もちろんこれで全てではないですが、比較的入手しやすいブランドをセレクトしました。
イタリアの中でも特にナポリのブランドが多い印象ですね。
今ではネクタイ専業ファクトリーでなくても、質の高いセッテピエゲを出しているブランドが多いです。
ナポリ仕立てのスーツやジャケットは、ラペルが太く重厚感のあるクラシカルなものが多いので、肉厚なシルクをふんだんに使用したセッテピエゲとの相性は抜群にいいと思います。
おすすめブランド
私がセッテピエゲで持っているのはメローラ・フランチェスコマリーノです。
2つ共シンプルで、かなり幅が広めです。
着用時はラペルが太いスーツに合わせないと、ネクタイだけが浮きますので注意してください。
メローラには手縫いの証である
〝cucita a mano(クチータ・ア・マーノ)〟
の表記があります。有名なシャツファクトリーや靴ファクトリーにも、ものによって書いてあります。
セッテピエゲではないルイジボレッリのネクタイとメローラで厚みを比較してみました。
ルイジボレッリ(上)の方が、メローラ(下)より10cm長いのですが、それでもメローラの方が厚みがあります。
この厚みが、ネクタイを締めた時にまるでスカーフを巻いたような柔らかな風合いとボリューム、そして高級感を生み出します。
よく企業の社長や政治家などのエグゼクティブが締めてる光沢感やボリューム感のあるネクタイが好きな方には特におすすめです。
逆に、あまり厚いネクタイが好きではないという方は、クワトロピエゲ(4つ折りのネクタイ)もおすすめです。
高級感は落ちますが、セッテピエゲに比べてボリュームを抑えることができます。※フランチェスコマリーノも作っています。
Vゾーンに‘’高級感や威厳”がほしい方はメローラ、‘’洒落感”がほしい方はフランチェスコマリーノというのが個人的な意見です。
価格はどうしても普通のネクタイの2倍以上はしますが、充分投資する価値があると思います。
購入場所はメローラが実店舗とオンライン、フランチェスコマリーノはセレクトショップで購入しました。
メローラを扱う実店舗は東京の青山にあります。
フランチェスコマリーノはセレクトショップで購入したので、その時々で取り扱いがない場合もあります。
まとめ
以前の記事でも紹介しましたが、ネクタイにお金をかけるのは非常におすすめです。
Vゾーンのの印象がガラッと変わると思います。
是非、セッテピエゲを試してみてください。
参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。