こんにちは!
今回は先日行きつけのセレクトショップで購入したヤコブ・コーエンのデニムの裾上げが終わり、手元にきたのでレビューしていこうと思います。
モデル
定番のJ688モデルです。J622と並ぶ人気のモデルで、J622と比べると5mm股上が深くテーパードの効きも緩やかです。
Limited Edition
一般的なモデルとの違いは数量限定・少数生産のハイエンドクラスだということ。その証明としてパッチにはシリアルナンバーが!ちなみに私は65番でした。
ヤコブのパッチには高級素材であるハラコ(※妊娠している牝牛のお腹から胎児を取り出して作る革素材)を使用していることが多いですが、今回のモデルはパッチがハラコ&メタルプレート!これはかなりお洒落です。
その他、一般モデルにはない刺繍が施されてあったり、リベット・ボタンなどのディテールも違います。付属品の中身も変わってきます。
ディテール
ここはヤコブの‘’こだわり‘’を一番実感できる部分であり、真骨頂でもあります。
ヤコブのフィロソフィー(哲学)にもあるように、細部へのこだわりに余念がありません。
これはLimited Editionなので、ボタンはオリジナル。生地は普段の日本製(岡山県の児島産)ではなく、イタリア製の生地が使われています。そして、縫製はもちろんイタリアで仕上げられています。
デニムは表生地に目が行きがちですが、裏を広げてみるとそこには他のブランドとは一線を画す‘’宝箱を開けた時のような感動‘’が待っています。裏地にはモデルによってかなりユニークなデザインのものからシンプルなものまで履く人を飽きさせない工夫が幾多も施されています。
履き心地
これは文句なしです。綿100%ではなく、わずかにストレッチ素材が含まれているので、見た目はスリムで美しくありながら全くもってストレスがありません。屈伸も楽々できます。
基本的には股上が浅い方が脚長効果は高いですが、ヤコブはどれを取ってもラインが綺麗なので全くもって心配はいりません。
付属品
これも楽しみの一つ。いくつになってもおまけや付属品は嬉しいものです。
モデルによっても違いますが、Limited Editionの付属品にはなんと!ヤコブのあの独特で中毒性のあるファブリックフレグランス(非売品)が付いてきます。
これがあればデニムの匂いが薄くなった時でも一吹きすれば蘇ります。内容量も10mlとそこそこ入っているのでそんなにすぐは無くならないでしょう。※肌には使えません。
ウォッシュ加工
これもヤコブの技術力の高さが窺えます。生地を一切傷付けることなく長年履き込んだような味わい、そして何よりデニム本来の美しい色に仕上げる技術力の高さは圧巻の一言です。
比較として、右側が私が7年愛用しているかなりエイジングが入ったJ622モデル。左側が今回購入した新品です。色落ちが非常に綺麗かつ自然であることがわかるかと思います。
お手入れ
高価な買い物だからこそ気になるお手入れ。基本的にデニムは息の長い商品ですが、ヤコブが提唱しているのは極力洗濯しないで履き続けてほしいということ。デニム本来の味わいを出来る限り残したいというこだわりを感じます。
毎回の手入れは特に必要ないと思います。直射日光が当たる場所で長時間放置しないなど当たり前のことを守れば大丈夫です。
差別化
そして忘れてはいけないポイント。周りと差をつけられるデニムだということですね。
ヤコブの説明書には日本語・英語はもちろん、中国語やスペイン語などの表記もあるので、世界的に有名なブランドへの躍進を遂げているということは一目瞭然です。
ただ、今でこそ名が知れてきましたが、まだまだEDWINやLevi’sのように誰しもが知るブランドではありません。日本なら尚更です。
加えて、ヤコブは基本的にハンドメイド・大量生産ができないが故に高価なのでこれも逆に差別化できるポイントではないでしょうか。
まとめ
価格は一般的な3万〜5万に対し、7万〜10万(購入品は7万4千円)とデニムにしてはかなりの高価格帯商品ではありますが、充分その価値はあると感じました。
体型の変化はあれど、7年前に購入したモデルは今でも普通に履けますし、元は十分取れると思います。経年変化も楽しむことができます。
一般的なモデルからさらにディテールにこだわった‘’至極の逸品‘’を是非皆さんにも体感してもらいたいです。
ありがとうございました!